日頃よりheartleafを応援してくださってどうもありがとうございます。
年内のライブ活動を以って、heartleafの活動を全面的に休止することにしました。
要因は色々とあるのですが、一番は子供が生まれ、生活環境が落ち着かない中での夫婦での音楽活動に限界を感じたことが大きく影響しています。
2012年のソロプロジェクトからはじまり、家族でありメンバーの影山まどかの加入、リリースとツアー、出産から育児と、通常のバンドではなかなか経験できないような景色を楽しんでまいりました。
妊娠中にツアーが重なり、臨月の直前まで一緒に旅をしたのはなかなかパンチの効いた思い出です。
出産を経て、暫くの育児休暇ののち再びライブ活動をしてきましたが、都度周りの協力をただきながらなんとかライブやリリースをしてきました。
育児の事、音楽の事、仕事の事、将来の事、そのすべてを疎かにはできない中でなんとかバランスを取って活動をしてきましたが、果たしてそんな喧騒の中でheartleafを動かし続けるのが正しいのかどうか、考えるようになりました。
その中で、
現状の「維持」は出来るけれど、「成長」は難しい。
そういう考えに辿り着きました。
バンドを続けるのは難しい、とよく言われますが、僕は「続ける」ことは誰でも出来ると思っています。
現状維持でバランスを取りながら行けばいいだけなので。
でも、僕の理想はそうじゃない。
ただ続けるためにheartleafをやっているのではなく、常に前進しながらちゃんと軌跡も残していける、そして結果も考えられる。そういう音楽活動でなければいけないと思っています。
育児を理由にもしたくないし、かといって今の生活を投げ出して音楽に没頭するわけにもいかない。
全てうまくバランスを取ろうとするあまり、諸々が中途半端になってしまっている現状を変えなければ、この先の活動も意味が無い物だと判断しました。
なので一度立ち止まって、heartleafの活動がどんなものだったのかを振り返り、これからどうするのかを改めて考え、また活動を始める時にちゃんとheartleafに没頭できる基盤を作ろうと、まどかと話しました。
夫婦での活動なので、関係が悪化してるのでは?と心配されそうですが、大丈夫です(笑)
むしろ日を重ねるごとに嫁の事を好きになって苦しいくらいです(笑)
活動休止って、事実上解散みたいな風潮もありますが、我々はちょっと休むだけです。
じつはheartleafの夢は、息子と三人でバンド編成となり、バンドワゴンで全国をライブしてまわることです。
息子の意向いかんで実現しないかもしれませんが、それでもその日を夢見て今から準備します。
僕が真剣に音楽活動を始めてからもう何年になるか覚えていませんが、こういう判断で歩みを止めたことがありません。
なので正直すごく怖い部分もあります。
世の中から忘れられてしまうかもしれない。
もう戻れなくなるかもしれない。
ただ、やっぱり「現状維持」で進みたくはないし、自己満足で音楽やってるわけではないので、今回の決断はすごく前向きなものだと思っています。
年内は自主企画含め、残り4本です。
年内ライブスケジュール
10/21 長野伊那雨ことばカフェ
10/28 東京水道橋words
11/25 静岡浜松鴨江アートセンター
12/9 長野伊那グラムハウス
活動休止前の最後のリリースもあります。
都内のライブあります。
次はいつなのか全然分からないので、どうぞ勇姿を観に来てください。
最後になりますが、日頃応援してくださっている方、また一緒にやろうと約束した関係者の皆様、我々の勝手な判断で立ち止まってしまい、申し訳ありません。
でも、必ずまた活動はするので、また会えます。
改めまして、今まで応援してくださった皆様、関係者各位、支えてくれた家族と友人の皆様、本当ありがとうございました。
heartleafとして出会ったすべての人と場所と音楽に感謝しています。
また会いましょう。
2018年9月
heartleaf 影山健二・まどか